デザインピアノ工房プロジェクトとは
デザインピアノへの想い
「魅せる」ピアノ
部屋の印象も変えてしまう美しさと存在感。
それがデザイン・ピアノのコンセプト。
インテリアとして一流でありながら、思わず弾きたくなるピアノ、といわれています。
部屋は好みの色やさまざまなデザインのインテリアで飾るのに、ピアノには選択の余地がありません。これだけ大きく存在感のあるピアノだからこそ、趣味や嗜好に合わせて選べたら、もっと素敵な空間を創ることができます。そして自然とピアノに向き合う時間も増えていくでしょう。
家の改築で部屋を新しくしたら、ピアノだけが浮いてしまった…という例もあるように、家具と同じ扱いを受けるのがピアノです。
それならば…と、ピアノ自体にデザインをほどこして、新しい部屋の雰囲気や環境に適合したピアノにリフォームしよう。それが、デザインピアノ工房プロジェクトのご提案する「魅せる」ピアノという発想です。
リフォームやペイントを担当するオギノピアノ工房では、トールペイント職人が洗練された手描き技で、花模様を精緻に表現したり、レーザープリント技術で、アニメーションを描くことも自由自在。
ピアノでありながら、ピアノを超えたインテリア。
インテリアでありながら、美しい音色を奏でるピアノ。
空間をひきたたせ、うっとりする存在感を生みだすデザイン力。
弾かずにはいられなくなるピアノには、音色だけではない理由があります。
黒いだけが、ピアノではない
家庭は黒を必要とするフォーマル空間ではありません。
空間にかなった色使いで、ピアノを重たい存在から解放しましょう。
車と同じように、ピアノももっとカラーを楽しむ時代です。
洋服で例えるならば、式典には当然フォーマルな礼服で出席します。ピアノも然り、リサイタルでは、やはり黒いピアノでなければなりません。でも、自宅や店舗には、その空間に合わせたカジュアルなピアノの方が合うはず。自宅で礼服を着る必要はないのでは…?そんな思いから、デザインピアノ工房プロジェクトでは、さまざまなカラーで再塗装したピアノをご提案しています。
アンティークなスタイルがお好みの方には、シックな濃茶系のカラーリングを。
クラシカルで上品なデザインをご希望の方には、ホワイトの全塗装に金モール・ラインを入れて…。
ピアノ塗装は、特殊技術です。何層もに塗り重ねて質感を高めていきますが、色ムラができないように、塗るつどに慎重な作業が求められます。
とりわけ白いピアノの塗装では日本一のシェアを誇るオギノピアノ工房が、その繊細な職人技術を駆使して、極上の仕上がりをお約束いたします。同じホワイトでも、クリーム系、ブルー系など微妙な色彩をご用意していますから、お部屋や店舗の雰囲気にもっとも適合するカラーをチョイスできます。
ピアノリフォームへの想い
ピアノを「奏でるインテリア」へ
思い出のピアノをふたたび蘇らせるデザイン・リフォーム。
ピアノが美しいインテリアに生まれ変わる驚き。
輝くピアノとともに音楽のある感動生活を。
リフォームによってふたたび家族の真ん中によみがえったピアノ。部屋は華やぎ、ピアノに家族も仲間も集まります。でも、同じピアノだったのに、音色も美しく響くのはなぜだろう?
ピアノは楽器ですが、思い出のつまった調度品でもあります。譜面台や椅子の傷ひとつだって忘れがたい記憶です。背丈を測った柱の傷が、遠い昔を思い出させてくれるように。生まれ変わったピアノは、また家族とともに歴史を刻み始めます。ピアノだって、愛情を注がれ、大切にされたいもの。音色が美しく響いたのなら、それは家族の気持ちと協和したからでしょう。
あなただけのオリジナル・ピアノをリーズナブルに。あったらいいなをカタチにするデザインピアノ工房。わたしたちがほんとうに響かせたいのは、家族のしあわせです。
リフォームとは思い出を守ること
弾きなれた思い出のピアノを次の世代へ受け継ぐサポーター。
それがデザインピアノ工房プロジェクトで
もっとも大切にしている理念です。
「実家のピアノをどこに引き取ってもらおうか、お荷物扱いになっていました。 こうして、新品よりももっと素敵な形で蘇るなどとは夢にも思いませんでした。親から買ってもらったピアノ。必死で練習した小学生時代を改めて思い出しました。この家に据え直して、もう一度あの頃のように練習するつもりです。娘たちにピアノの魅力や思い出話を聞かせながら、今度は自分でも楽しんで弾ける気がします」
これは、デザインピアノにリフォームされたあるお母様からいただいたご感想です。かつてはお稽古ごとの花形だったピアノ演奏も、高度経済成長期以降は広く一般に普及するようになり、ピアノが特別のものではなくなりました。しかし、ピアノで育った世代が社会に出て忙しくなると、ピアノに接する時間が減って、ピアノがふたをされたまま部屋の片隅でお荷物扱いされるケースが増えてきました。物置場になっている場合もよくあります。
ご実家を改築されるとき、ふと懐かしいピアノに目をやって、処分するにも何か心残りがあって忍びない…そう思われたそうです。子どもたちにも、このピアノを弾き続けてもらいたい。けれど、それ以上に、ご両親が自分のために高価なピアノを買い与えてくれた思いや、ピアノ教室通いの楽しい日々を思い出すと、目頭が熱くなってとうてい処分することなどできなくなったと伺いました。
そんなとき、新しい部屋の雰囲気に適ったインテリアのひとつとしてピアノをデザイン・リフォームするデザインピアノ工房プロジェクトとの出会いが、すべてを解決してくれたそうです。
ピアノ本体の形状は損なわずに、明るい材質を使った部屋に合うホワイト・カラーで全面を再塗装し、要所に花柄のトールペイントをあしらい、鍵盤を支える脚を上品な猫脚装飾に替えました。
見違えるような容姿にリフォームされたピアノ。そのうえ、ピアノ調律の分野で世界的な水準の技術保持者であった調律師の故・荻野弘を父にもつ荻野恒夫が、その父の技術を伝承して、最高の調律を施しました。
でも、何よりも、数十年前の思い出がそのまま包み込まれたピアノを次の世代に受け渡すことができたことに、お母様は心から喜んでくださいました。リフォームをするとは、ものを大切にする気持ちを尊重し、お客様の思い出を守るということです。